商品説明
乗馬における各商品の特徴についてご説明致します。

鞍類について

基本的には、騎乗において馬の背への衝撃を和らげるための道具です。

  • 鞍(くら)

  • 一般には、総合鞍(V)、馬場鞍(D)、障害鞍(S)の三種類に分類され、サイズは15“~18”位まであり、15”~16“はポニーサイズになり、通常国内では16”~17”が一般に普及されています。
    カラーは、メーカーによって多少違いはありますが、ブラック、ハバナ、ナチュラルの3種類に分けられます。
    メーカー(ブランド)、型(V、D、S)、サイズ、カラー、托革の長さなど、様々な選択方法があり、例えばメーカーで選ぶ場合、ステュ-ベン、パッシェ、カウンティー、B・D、アルビオンコンホート、キーファー、ウィンテックなど、挙げれば他にも多数あります。
    鞍の選択は、本人が将来馬場馬術を習いたいのか、障害をしたいのか、総合的乗馬を楽しみたいのかなど、目的に合った鞍を考慮し、自分自身の体型に合わせてサイズ、カラー、メーカーを選ぶと良いでしょう。

鞍本体には、付属品が必要です。鐙革、鐙、腹帯、ゼッケン(鞍下)と4品目が必要不可欠です。

  • 鐙(あぶみ)

  • アブミ金は、ステンレス製、プラスチック製、ジャーマンゴールド(GG)、ジャーマンシルバー(GS)、ステンレスジョイントタイプ、などがあります。
    サイズは、11~12cmがあり、足の大きさに合わせて選び、タイプは、障害用、馬場馬術用などに合ったものを選びます。

  • 鐙革

  • あぶみ革は、アブミ金(プラスチック製もあり)と鞍を連結するものです。
    長さは、普通110~160cmの中から身長(足の長さ)に合わせて選び、最近、ドレッサージ用鐙革で特殊なのがあります。 長さは60~80cm位で、鐙革を止めるストラップバー(小アオリの下に固定した金具)部分に鐙革の尾錠が無い為、 小アオリを盛り上げず、アオリと小アオリがフラットになり(鐙革が片側一本で通常のものが二本に対し)脚が鞍にフィットします。

  • 腹帯

  • 腹帯(ガース)は、鞍本体を馬に装着するために必要なものです。
    ロープ腹帯、革腹帯(ゴム付もあり)、布腹帯、ドレッサージュ用腹帯(ショート)などがあります。 通常の長さは、110~145cmでポニー用として100cm前後もあります。 ドレッサージュ用ショート腹帯は、50~75cmがあり、片側に平ゴムの付いたタイプもあります。

  • ゼッケン

  • ゼッケンとは、鞍本体下部(馬の背中に載せる部分)に装着するものです。
    素材は、キルティング、ボア(アクリル・シープ)、片面キルティング付ボアなどがあり、馬場馬術用、障害用、総合用、鞍型、角型、ブランドによりカラーも多彩にあります。
    他に馬の背中を保護する為のハーフパッド、ジェル(ゲル)パッド、鞍傷治す為のゲルシートなど多種あります。

その他の付属品

馬の背中を守る「ハーフパット」。傷付いた背中の負担を軽くし衝撃を和らげる「ゲルパット」。 初心者が自分のバランスを取る練習の手助けとなる「サドルホルダー」。かかと部分につけ、馬への相図を送るときに補助的な役割をはたす、「拍車」。 その他にも「アブミゴム」や「拍車ベルト」等がございます。

勒類について

  • 大勒(おおろく)

  • 馬場馬術に使用されます。大勒ハミと小勒ハミの2種類を組み合わせ、ハミに連結された大勒手綱、小勒手綱を上手く使い、馬を誘導します。
    平革と丸革があり、普通使用されるのは平革で、丸革は製作に手が懸かりコスト高ではありますが、スマートで上品にみえるでしょう。 メーカーで違いはありますが、サイズ調節は、頬部でするものと、天上部でするものの2種類あります。

  • 水勒(すいろく)

  • 水勒は主に、障害飛越、普段の運動用に使用されます。水勒は組み合わせによって、多種多様に使用できます。
    大勒と違いあまり規制がありません。カラーも、ブラック・ハバナ・ナチュラル・ロンドンなどがあります。

  • 銜(はみ)/BIT

  • ハミは、轡の名の通り、口の輪、馬の口に噛み入れさせる金具(最近はゴム・プラスチック製などもある)です。
    ハミは数十種類型があり、馬の口幅、運動(調教)などに合わせて選択します。ハックモアというハミ芯(金具)を口に銜えさせない特殊なものもあります。
    馬場馬術には、大勒ハミと小勒ハミがあり、大勒ハミは10種類前後、小勒ハミも同じように10種類前後あります。

  • 手綱

  • 頭絡(とうらく)、ハミについで騎乗者(人の手)からの指示を伝えたり馬の気持ちを感じ取ったりします。
    用途に合わせて素材・巾に種類があり、馬場馬術・障害と目的に合わせて選びます。

輸送用品について

  • 鞍箱

  • 鞍箱は「TACK CABINET」とも呼ばれ競技会への移動に使用されます。
    鞍2背、頭絡3~4セット、ゼッケン、プロテクター、バンテージ、手入れ道具など数多く入ります。鞍1背用もあります。

  • 鞍台

  • 鞍台は「TACK TOROLLEY」とも呼ばれ鞍1背と手入れ道具トレーとボックスが2個付いて、頭絡2セット掛けられる手押し車です。
    厩舎・蹄洗所などで使用すると便利で、タイヤの直径16cmと大きいため移動が容易にできます。

  • 馬着

  • 主に防寒用に着せますが、夏に汗を吸いとるために着せたり、腰の部分だけを冷やさないようにかけたりするタイプもあります。

お手入れ用品について

  • 馬の手入れは馬体のブラッシング、鬣、尻尾の手入れ、蹄の手入れが主になります。馬は皮膚から発汗するので馬体の手入れは重要です。
    ブラシひとつをとっても泥を落とすためのものから、汗を流すためのものまで多種多様です。